アバター現象
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| 26.01.26 | 続きを読む
日本経済の長期に亘る足踏みと人口減少が指摘される中、敢えて地方都市在住を目指す「マイルドヤンキー」と言われるライフスタイルに注目したい。
就職情報サービスの株式会社「学情」が2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に行った調査によると、UIターンや地方での就職を「希望する」と回答した学生が39.3%に及んだそうだ。「将来は東京でバリバリ働きたい!」そんなふうに希望を抱く若者は、もはや少数派になりつつあるのだろうか。
「マイルドヤンキー的な生き方」とはいったいどういうものか?自分らしい生き方や選択をサポートする女性情報メディア「LASISA(らしさ)」の「実家暮らし最強。20代で戸建て!マイルドヤンキー的価値観が“合理的”と言われるワケ」という記事によると、かつては都会を目指すことが一種のステータスだとされてきたが、実は「育った地元を見直すライフスタイル」こそが一番幸せなのではないか、というのだ。
地方就職を希望する学生の約4割がその理由に最も多く挙げたのが、「都市部よりも地方のほうが住みやすいから」「家族と一緒に暮らしたいと思うから」だそうだ。従来の価値観?では、就職を機に実家を離れ都会での生活をスタートさせることが目標だった。しかし近年のリモートワークの普及やワークライフバランスへの意識の高まりが、若者の価値観を大きく変化させている。
この傾向は新卒採用市場に限った話ではない。転職サービス「doda(デューダ)」を運営するパーソルキャリア株式会社の調査でも、20代~30代の転職希望者のうち地方での再就業を希望する人は約6割にも上り、地方移住はもはや一時的なブームではなく確かな流れとなりつつあるという。そして地方への移住を考える際の具体的希望勤務地は「出身の都道府県」が43.4%、次いで「これまで住んだことがある地域」が34.3%という結果になっている。
「実家暮らしで貯金」「20代で庭付き一軒家」「大人の数と同じ数の車」など、合理性や経済的な負担の少なさが地元志向を後押ししている。また「2人のみならず、3人4人の子どもたち」と、子育ての面で地元ならではの安心感をあげる人も目立つ。人間関係の面では「5日働いて金曜の夜に地元の友達と飲んで愚痴る。土日は子どもたちや友人家族とパーティする生活が最高」といった日常の魅力を上げている。一昔前のDINKS(ダブルインカムノーキッズ)とは対照的だ。
マイルドヤンキー的価値観こそが地方経済を支え、人口減少に歯止めをかける原動力になるだろう。
| 26.02.27 | Permalink
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