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エスノガール

春夏になるといつも人気が高まるエスニックファッション。今年は色柄に異変が起きて、とにかく色や柄で遊ぶ・・・カラフル至上主義な人たちが増えてきそうだ。
特にストリートガールの間では、中南米の民族衣装やアクセサリーを、そのまま取り入れるリアルエスニックが大ヒットしそうな予感だ。今までは茶系のアースカラーのエスニックが主流だったが、この夏はピンクやオレンジなど、とにかく“カラフル”がキーワードになっている。しかも、アクセサリーはごちゃごちゃと重ねづけするのがカッコいいみたいだ。中でも一押しのアイテムはミサンガで、色・柄、太さをミックスするのが新ルール。エスニックエリアは中南米に限らない。東南アジアに住むモン族の手織布の古布を贅沢にたっぷり使用し民族感があふれるアコーディオンプリーツスカートや、メオ族によるカラフル手刺繍のパンツなども、女性らしさと上品さが感じられて、エスニック好きにはたまらない一品として注目を集めている。
かつて、ワールドミュージックという言葉がまだ知られていなかった1980年頃、細野晴臣らがバリ島、タイなどの民族音楽の要素を取り入れる際に、テクノとの語呂合わせで、民族音楽(ethnic music)を「エスノ」と呼んだが、今回のカラフル至上主義な人たちのことは、まさに「エスノガール」と呼べそうだ。カラフルとは言っても自然素材のざっくり感と、けばけばしさのないナチュラルな雰囲気を楽しむ気分が広がっている。

| 11.04.25

MaGaRi物件

「所有」でもなく、「賃貸」でもなく、「シェア」とも違う新たなカテゴリーとして「間借り」を提案し、物件を紹介しているサイト「MaGaRi」(http://ma-ga-ri.com/)が注目されている。
「MaGaRi」は、街のユニークなスキマ空間、例えば既に所有者のいる店舗やオフィス、商店街、ビルなどの空いている空間や時間を発見し、丁寧に取材して、数字では表せない“場”の魅力をコラム形式で紹介している。そうした情報を、ユニークな自分の活動場所を持ちたいというデザイナーやクリエーター、起業家などにつないでいるのだ。夜だけ営業している店を、昼間は別の人が借りてカフェを開く、といった例も想定している。
「MaGaRi」が物件選びの切り口にしているのは、「人」という視点。自分が働こうとしている場所に、面白い活動やユニークな事業をする人達がいるのかどうか。「場」を介して人と人のつながりができ、新ビジネスが生まれ、街が活性化する。そんな広がりがこのサービスの真の狙いのようだ。
大きなビジネスよりこじんまりとした仕事、社内より社外のネットワークなどなどが、新しいオフィス選びの視点になりそうだ。

| 11.04.18

BYOスタイル

BYO=Bring Your Own の意味するものは、「あなたの好きなお酒をお持込ください」ということだ。好きなお酒を自分で持ち込んで、楽しく飲みながら食事ができるシステムで、市場に出回るワインの種類が豊富になり、多様化するお客様のニーズに応えるために、近年は高級店やスタイリッシュな飲食店でも採用されるようになってきた。
ロンドンに新たに創立された「BYO Wine Club」(http://byowineclub.homestead.com/)は、カジュアルなレストランやカフェで行われていた今までのBYOシステムとは違い、会員になると、クラブに加盟している有名レストランでBYOができる。その際、あまりに安いワインは持ち込み不可であること、クラブ指定のトートバックに入れて持参すること、ソムリエにテイスティングを勧めることなど、会員規約に基づいたマナー厳守が原則だ。レストランでのワイン価格は、通常、酒屋の店頭価格の2~3倍。持ち込み料は必要だが、浮く分を料理に回すこともできる。レストラン側にとっても、客足の少ない平日の集客効果を見込めたり、たまにしか注文されない希少な高級ワインをストックしなくてよいなど、メリットがありそうだ。また、BYOをする人の多くは余裕がある人なので、いいリピーターになってくれる可能性もある。日本でも、最近BYOができるお店を紹介するサイト「BYO Club」(http://www.mavie.jp/byo/index.html)が開設されており、これが外食産業復興に一役買うことになれば、BYOスタイルは新しいムーブメントになりそうだ。

| 11.04.11

ハイド・ドネイション

最近、投資ファンドの世界以外で『ファンドレイジング(fund raising)』という言葉がよく聞かれるようになってきた。
NPO等非営利団体のために寄付を集める行為も『ファンドレイジング』と言い始めたからだ。日本では、一般財団法人ジャスト・ギビング・ジャパンがNPOの為の『ファンドレイジング』のサイトを運営しており、人が何かにチャレンジしている姿を見せることを通して、支援したい団体への寄付を集めるプラットフォームを提供している。
ジャスト・ギビング・ジャパンは、震災後すぐに支援のための寄付体制を構築した。寄付を表明しているチャレンジは3,000件余り、集まった寄付金は5億円を超えている。「何とかしたい」という思いを「チャレンジ」というカタチに変え、そのチャレンジに共感した人が「寄付」というカタチで応援している。
米国の寄付は税金的にも優遇され、「売名」にも利用される。しかし、寄付したいと思っても「平等意識」が比較的強い日本人は、自主的に寄付行為をすることが苦手だと言われて来た。お互いに助け合うのはOKでも、あからさまな「寄付」は、心理的な上下関係を生み出してしまうのであまり好きではないという傾向だ。ちょっと前に起きた伊達直人現象のように、寄付者が誰だかわからない“ハイド・ドネイション”・・・「陰徳の美」というのが日本人には向いている様だ。ネットなどを通じて、気軽に、ひそかに寄付ができる環境が整いつつある中、そうした“ハイド・ドネイション”は、日本人のメンタリティにうまく合った新しい助け合いに育っていくように思う。

ファンドレイジング一般財団法人『ジャスト・ギビング・ジャパン(JustGiving Japan Foundation) 』

| 11.04.04

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