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ぷに子

柳原可奈子(27歳)や渡辺直美(25歳)など、ふっくらした女性芸人が人気を集める中、
雑誌『CanCam』(小学館)7月号が、「今、モテる女の子は、こっそり、なぜか“ぷに”ってる。
この夏、“ぷに子”の大逆襲、始まる!」と題して、ぽっちゃり体型の女性がキテる、と24ページにわたった特集を組み、話題になっている。
このところ、ぽっちゃり女子のファッション誌『la farfa』(ぶんか社)が創刊されたり、渋谷パルコにL~10Lというぽっちゃりサイズ専門のファッション店『スマイルランド』がオープンし、連日客足が絶えない盛況ぶりだったり、ワコールがアンダーバスト85~100cmという『ぽちゃカワブラ』を発売するや、飛ぶように売れたりしているようだ。海外でも、H&Mが水着キャンペーンでプラスサイズのモデルを起用したり、Facebook上で、通常のマネキンよりポッチャリで現実の女性に近い体型をしたスウェーデンの「ナチュラルサイズ・マネキン」の写真が掲載されて、世界中で話題になったりと、世界的にぽっちゃり体型のビッグウェーブが来ている。
『CanCam』では、いわゆるぽっちゃり体型の女性を「ぷに子」と命名。「さわるとやわらかそうな女性らしい丸みのある体型で、ぷにっとした弾力肌を持つ女性」と定義している。ふっくらぷにっとした弾力感に注目して「ぷに子」と命名しているようだ。特集では、一人の女性をCG技術でやせさせたり太らせたりした写真数枚を100人の男性に見せ、ぷに子とデブの境目を決めていた。結果は、身長155cmで体重52~64kgの体型が「ぷに子」であることがわかったというのだ。
しかし、デブと「ぷに子」の境界が155cm64kgというのは「どう考えてもおかしい」、とネット上では波紋が広がっていた。155cm64kgのBMIは26となり、一般的には「太りすぎ」とされている。ところが、男性は何cm何kgという数字よりも、肌の“ぷに”っとした柔らかそうな質感を判断基準にしていると言える。
“ぷに子”を好きな男性が増えてきているというのは事実だが、女性がそれを“BMI26でもモテる”と錯覚してしまうのは危険なようだ??

| 13.06.21

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